ヘンデルについて
ヘンデルの音楽と出会ったのは、小さい頃、調子の良い鍛冶屋というピアノ曲をレコードで聴いた時からだと思う。
この曲や水上の音楽が印象に残っていて、大人になってからは特に「私を泣かせてください」が好きな曲だ。
子供たちのピアノ演奏会で先生方が「私を泣かせてください」を演奏してくれ、感動したことがある。
ヘンデルが生まれた1685年は日本国内では将軍徳川綱吉が生類憐れみの令をだした時だ。
「私を泣かせてください」の歌詞は、オペラの劇中にエルサレムのイスラーム側の魔法使いの囚われの身になったアルミレーナが、敵軍の王アルガンテに求愛されるが愛するリナルドへの貞節を守るため「苛酷な運命に涙を流しましょう」と歌うアリアである。
ヘンデルが25歳、ロンドン滞在の時に作曲した曲のようだ。
ヘンデルの曲は心に響く音楽が多く、個人的に気に入っている。
ヘンデルが生きたヨーロッパ時代を想像し、歴史を知りたくなるし、ヨーロッパを訪れてみたくもなる。